NXP、仮想化をネットワーク・エッジまで拡大

NXP、仮想化をネットワーク・エッジまで拡大

NXPの新プラットフォーム、業界で最も広範な64ビットARM®プロセッサ・ラインナップを活用し、仮想化のメリットをクラウド・エッジとユーザー宅内機器まで拡大

NXPセミコンダクターズN.V.は、単一の互換ソフトウェア/半導体プラットフォームにより、仮想化機能をデータセンターにとどまらず、全ネットワーク上と、エンド・ユーザーの宅内機器とアプライアンスにまで拡大する、業界初のARM Cortex®ベースのシステム・ソリューションを発表しました。NXPの新QorIQ NFVプラットフォームは、ネットワークの効率、セキュリティ、サービスの迅速性に新たな時代の幕を開きます。

NXPのQorIQ NFVソリューションは、消費電力が1W(Typ)で最小サイズが9.6mm角のSoCから、2GHzで動作し、40W未満の消費電力で最大100Gbpsの性能を提供する64ビットARM Cortex-A72コアを搭載した最大8コアのSoCに至るまで、業界で最も広範な64ビットARM v8ベースLSシリーズ・プロセッサを活用しています。NXPはこのプラットフォームと同時に、OpenStack、OpenDayLight、KVM、Docker、DPDK、ODP、OVSなどの業界標準コンポーネントを組み込んだOPNFV Brahmaputraリリース・ベースのソフトウェアも開発しており、お客様はデータセンターからネットワーク・エッジへのアプリケーションのシームレスな移行が可能になります。さらに、LS1088 / LS2088プロセッサは、すべての仮想化スイッチングとサービス・チェーニングをプログラマブルなハードウェア・エンジンにオフロードするためのサポートを提供しており、ARMコアによる、より高密度の仮想化ネットワーク機能の動作を可能にします。NXPが提供する新しいソリューションは広範な用途をサポートしており、シン/シック・クライアント、ネットワーク・アプライアンス、マイクロ・サーバなどの各種フォームファクタ製品への採用が可能です。

このソリューションは、ターゲット・アプリケーションに対し、性能、消費電力、価格の面で極めて優れており、高いスケーラビリティと効率を特長とする仮想化プラットフォームを提供します。この標準準拠プラットフォームは、お客様に対し、仮想化ネットワーク・インフラのオフロードと汎用ARM® v8 64ビット・コアのコンピューティング性能の最適バランスを実現すると同時に、データセンターからネットワークに至るまでの単一標準ソフトウェア・エコシステムとの互換性を維持しながら、全ネットワークを通じて各種サービスの迅速な展開を可能にします。

NXPのデジタル・ネットワーキング・ビジネス・ラインの製品開発担当バイス・プレジデントのNoy Kucukは「仮想化がクラウドの外で極めて大きな可能性を秘めていることをNXPは理解しています」と述べ、さらに「ネットワーク事業者にとって、仮想化はネットワークの効率、セキュリティ、サービスの迅速性向上と同時に、消費電力とオペレーション・コストの低減を可能にします。また、完全仮想化ネットワークは高度に仮想化された半導体/ソフトウェア・プラットフォームにより、次世代ブロードバンド・ゲートウェイとユーザー宅内機器上での多様で魅力的な新規サービスの迅速な提供を可能にすることから、通信事業者にとってはエンド・ユーザーの満足度を大幅に向上させることができます」と語りました。

クラウドの外での仮想化の拡大は、大きな成長の機会を創出します。例えば調査会社のIHS Infoneticsによると、サービス・プロバイダ向けNFV市場は2014年の9億5,000万米ドルから2019年には116億米ドルに拡大し、2014年から2019年にかけての年平均成長率は65パーセントに達する見通しです。

アプリケーションと技術的詳細
NXPのQorIQ NFVプラットフォームは仮想化ネットワーク機能(VNF)とマネジメント&オーケストレーション(MANO)技術のための新標準と互換性を持っており、Linux Foundationによって開発されたOPNFVソフトウェアをベースとしています。NXPのQorIQ NFVプラットフォームのターゲット・アプリケーションには、ユーザー宅内機器(vCPEとBusiness vE-CPE)のほか、クラウド・エッジ機器(vPE、vEPC、vRAN、vBRAS)などがあります。

QorIQ NFVソリューションの構成:

  • 標準ハードウェア・プラットフォーム
    • QorIQ LSシリーズ・プロセッサ:LS1043、LS1046、LS1088、LS2088 (4~8のARMv8コア+仮想ネットワーキング)
  • 標準Linuxディストリビューション
    • UEFIモードのCentOS 7
  • 標準仮想化コンポーネント
    • KVM v2.2、QEMU v2.5、Docker v1.11
  • 標準オーケストレーション&マネジメント
    • OPNFV Brahmaputraリリース:OpenDayLight、OpenStack
  • 標準APIとライブラリ
    • DPDK 16.04、ODP v1.4、OVS 2.5、Virtio
  • 仮想化ネットワーク機能
    • vFirewall、vNAT、vRouter、vVPN
    • サード・パーティ提供のDPI用VNF
  • Out of Box Experience(OOBE:セットアップ後に実行されるユーザー設定などのウィザード)
    • ベンチマーク、ユーザーガイド、ドキュメンテーション

NXPは2016年6月20日から23日にかけてベルリンで開かれたOPNFVサミットでQorIQ NFVソリューションのデモを行いました。

NXPセミコンダクターズについて
NXPセミコンダクターズは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界35か国強で4万5,000名の従業員が活動しています。2015年の売上高は61億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/ja/(日本語)をご覧ください。

NXPセミコンダクターズジャパンはNXPセミコンダクターズが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RFおよびスタンダード製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。

NXPとNXPロゴ、QorIQはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者の商標です。ARMならびにCortexはARM Ltd. またはEU/その他の地域における子会社の商標、または登録商標です。All rights reserved. ©2016 NXP B.V.

リリース日

2016年7月4日

お問い合わせ

伊藤 利恵
Tel: 050-3823-7030
rie.ito@nxp.com