NXP、業界初のマルチプロトコル対応ワイヤレスMCUソリューションを発表

NXP、業界初のマルチプロトコル対応ワイヤレスMCUソリューションを発表

大容量メモリ、暗号化技術、低消費電力を特長とし、最新のIoTソリューションを可能にするセキュアなコネクテッド・シングルチップKinetis MCU

NXPセミコンダクターズN.V.は、包括的なソリューションに対応した、業界初の真のシングルチップ・マルチプロトコル対応ワイヤレスMCUであるKinetis KW41Z MCUファミリを量産開始しました。このMCUファミリは、Bluetooth® low energy(BLE)v4.2とIEEE® 802.15.4ベースのThreadプロトコルの並列動作をサポートするとともに、最大512KBのフラッシュ・メモリと128KBのSRAMの大容量メモリを搭載し、ユーザー・アプリケーションを動作させることもできます。ARM® Cortex®-M0+コアをベースとするKinetis KW41Z MCUファミリは、認証済みBLE、事前認証済みThreadスタック・プロトコルを提供し、IoTデバイスのためのシームレスなコネクテッド・ネットワーク開発の技術的障壁を解消します。Kinetis KW41Z MCUのマルチプロトコル機能は、10月25日から27日にかけて米国カリフォルニア州サンタクララで開催されるARM TechConのNXPブース(ブース番号:500)で紹介されます。

IoTデバイス間の通信機能の信頼要求が高まる中で、Threadはセキュアかつスケーラブルで信頼性の高い専用ネットワーク向けに堅牢なIPベース・メッシュネットワーキングを実現します。同時に、コネクテッド・デバイスをBLEプロトコルに対応させることによって、スマートフォンやタブレットからコネクテッド・デバイスを直接的に制御しモニターするニーズとともに、Threadネットワークに接続してデバイスを自宅あるいはクラウド経由で間接的に制御し、モニターするニーズも高まっています。さらに、BLEを用いることで、Threadネットワークへのコミッショニングを容易に行うことが可能です。マルチプロトコル対応のKinetis KW41Z MCUは、こうした一連のニーズに対応するとともに、設計コスト、設計の複雑さ、ボード・サイズを低減できるコスト効率の高いソリューションを提供します。

C2 Development, Inc.のChris Clough社長は「NXPのKinetis KW41Z MCUとそのマルチプロトコル機能により、私たちはThreadを使用する多数のデバイスと、BLEを使用したポイント・ツー・ポイント通信で構成されるメッシュ型ネットワークを構築できるようになります」と述べ、さらに「私たちのお客様に対して、水槽のLED照明とポンプの制御で究極のフレキシビリティと使いやすさを提供できるようになりました」と語りました。

NXPのMCUおよびコネクティビティ製品担当バイス・プレジデントのEmmanuel Sambuisは「使いやすい、シームレスなコネクティビティはIoTの進化に不可欠です」と述べ、さらに「私たちはThreadとBLE製品の開発に、真に包括的なソリューションを業界で初めて提供することになりました。これにより、システム開発者はIoTの進化を具体化し、それに貢献することが可能になります」と語りました。

Kinetis KW41ZワイヤレスMCUファミリ:新機能ハイライト

  • 以下をサポートする完全なソフトウェア・パッケージ:
    • 認証済みBLE v4.2、BLEメッシュ、Thread、IPv6 over BLE、Generic FSK、IEEE 802.15.4 MAC / SMACソフトウェア・スタック
    • 複数のソフトウェア・セキュリティ・プロトコル
    • Kinetis SDK 2.0、Kinetis Design Studio、IAR IDEなどの使いやすい開発ツール
    • 実績豊かなエコシステムを通じて、開発キット、ワイヤレス・モジュール、ゲートウェイ、ソフトウェア、ツール、サービスの多彩なオプションを提供

  • ThreadとBLE v4.2ワイヤレス・コネクティビティの並列動作を可能にするシングルチップ・ソリューションで、IoTソリューションのエンド・ノード、ルータ、ゲートウェイなどのあらゆるコンポーネントに適応
    • RF設計の簡素化、ボードの小型化、BOMコスト低減を可能にするオンチップ・バラン内蔵
    • バッテリの長寿命化を可能にする、最適化された低消費電力MCUと無線機能
    • 複数のコネクティビティ・スタックとアプリケーション・コードをシングルチップでサポートする大容量のメモリ。最大512KBのフラッシュ・メモリと128KBのSRAM
    • データ保護のためのAES-128アクセラレータと真乱数生成器
    • 「BLEのみ」のKinetis KW31Z MCUと、「802.15.4のみ」のKinetis KW21Z MCUにピン互換。同一プラットフォームでさまざまな用途に対応でき、設計資産の再利用が可能

  • Kinetis KW41Z MCUを搭載した各国の無線認証済みFreedomボード(FRDM-KW41Z)とプロトコル・スニファとして機能するUSBドングル(USB-KW41Z)で構成される包括的なハードウェア開発キット。外部アンテナ/テスト機器接続用プリント・アンテナ/コネクタ、ネットワーク接続されたIoTデバイスのクイック・プロトタイピングと開発を支援する各種インターフェースと複数のセンサを搭載
  • スペースに制約のあるアプリケーション向けの超小型WLCSPパッケージ品と、新たに需要が伸びつつあるBLE対応車載機器向けAEC-Q100規格準拠製品を開発中

価格と供給
Kinetis KW41Z、KW31Z、KW21ZワイヤレスMCUと、Freedom開発プラットフォーム(FRDM-KW41Z)や、スニファとしても使用可能なUSBドングル(USB-KW41Z)などのツールはすでに提供が開始されています。価格情報や詳細については、NXP営業所にお問い合わせください。

NXPのワイヤレスMCU製品ラインナップの詳細についてはこちら をご覧ください。

NXPセミコンダクターズについて
NXPセミコンダクターズは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界35か国強で4万4,000名の従業員が活動しています。2015年の売上高は61億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/ja/(日本語)をご覧ください。

NXPセミコンダクターズジャパンはNXPセミコンダクターズが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RFおよびスタンダード製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。

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リリース日

2016年10月25日

お問い合わせ

伊藤 利恵
Tel: 050-3823-7030
rie.ito@nxp.com