NXP、MCUパワーハウス・ポートフォリオの開発環境を一元化したMCUXpressoソフトウェア&ツールを発表

NXP、MCUパワーハウス・ポートフォリオの開発環境を一元化したMCUXpressoソフトウェア&ツールを発表

1,000以上のKinetisとLPCマイクロコントローラの開発資産の共有を可能とし、最大のメリットを組み込み開発者に提供する最新のツールキット

NXPセミコンダクターズN.V.は、KinetisとLPCの両マイクロコントローラ(MCU)共通の開発環境となるMCUXpressoソフトウェア&ツールを発表しました。このツールは、ARM© Cortex©-Mエコシステムの汎用ツールともシームレスに連動することによって新しい高品質ツールを提供し、組み込み設計者が開発に費やす労力、時間、コストの大幅な低減を可能にします。

MCUXpressoソフトウェア&ツールは、千品種を超えるKinetisとLPCマイクロコントローラの互換開発ツールセットです。MCUXpressoは、以下の3つのコンポーネントで構成されています。

  • デバイス・ドライバ、スタック、ミドルウェアおよびアプリケーション・サンプル・コードなどのオープンソースのソフトウェア開発キット(SDK)
  • エディット、コンパイル、デバッグを行う高機能で使いやすい統合開発環境(IDE)
  • 省電力モードの設定や消費電力の解析、ピン多重化設定、クロック設定などをGUIで行うことができるコンフィグ・ツール

  • NXPセミコンダクターズN.V.のマイクロコントローラ・ビジネス・ライン担当シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーのGeoff Leesは「私たちはデベロッパー・コミュニティのさまざまなニーズに応える努力を続けています。これまで蓄積してきたMCU全般の開発ノウハウを統合することにより、KinetisとLPCの両MCUの製品ラインナップの、真の意味での強力で完全なソリューションを提供できるようになりました」と述べ、さらに「MCUXpressoにより、ツールセットを変更しなくても、NXPの包括的なARM Cortex-Mベース・コントローラのラインナップの中でより柔軟な製品選択ができるようになりました。お客様の設計時間の短縮と開発投資の低減に貢献します」と語りました。

    MCUXpresso IDE
    MCUXpresso IDEは、高い評価を得ているLPCXpresso IDEとKinetis Design Studio IDEのお互いの優れた機能を組み合わせて、KinetisとLPCマイコン向け統合開発環境を提供します。MCUXpresso IDEはエディット、コンパイル、デバッグなどの基本機能に加えて、MCU別のデバッグ・ビュー、コード・トレースおよびプロファイリング、またマルチコア・デバッグなどの機能も提供します。Freedom、Tower、LPCXpressoボードや、お客様やパートナーのハードウェア・プラットフォームをサポートするためのデバッグ接続機能を備えています。無償版および低コストのプロフェッショナル・エディションも用意されています。

    MCUXpresso IDEの供給開始は2017年3月の予定です。詳細についてはこちらをご覧ください。

    MCUXpresso SDK
    MCUXpresso SDKは、KinetisとLPCマイコン向けの統合化可能な評価済みのオープンソース・ソフトウェア・コンポーネントで、ニーズの高いセンサ、NFC、コネクティビティ向けのスタックやドライバなども用意されています。ユーザーが選択可能なコンポーネント・パッケージとして提供され、開発者はMCU、評価ボード、ソフトウェア・コンポーネント、IDEを選択すれば、これに基づいてSDKが構成されてダウンロードできます。MCUXpresso SDK(旧称「Kinetis SDK」)はMISRA規格に準拠し、各種の静的解析ツールを使用したソフトウェア開発キットで、システム・スタートアップ、周辺ドライバ、有線/無線コネクティビティ・スタック、ミドルウェア、リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)、スタートアップ・ガイド、APIドキュメント、ドライバ/ミドルウェア使用事例、デモ・アプリケーションなどが準備されています。

    MCUXpresso SDKにはMCUXpresso IDE向けビルトイン・サポートのほか、IAR Embedded Workbench、ARM® Keil® MDK™、Atollic® TrueSTUDIO®、SOMNIUM® DRTなどのARMエコシステムの代表的なツールチェーンにも対応しています。

    MCUXpresso SDKはすでに供給中です。詳細についてはこちらをご覧ください。

    MCUXpressoコンフィグ・ツール
    MCUXpressoコンフィグ・ツールは、SDKビルダー、ピン・ツール、クロック・ツール、消費電力解析ツールなどの一連のシステム構築ツールをまとめたもので、2017年には他のツールも追加される予定です。MCUXpressoコンフィグ・ツールは、初期評価から量産ソフトウェア開発に至るまでのプロセスを支援します。

    MCUXpressoコンフィグ・ツールの内容は以下の通りです。オンライン版とデスクトップ版が用意されています。
    SDKビルダー:特定のMCUまたはボード向けにSDKのカスタム構築を可能にします。さらに、選択したターゲット向けの他の開発リソースもサポートしています。
  • GUIベースのピン・ツール:多重化されたピンのアサインメントを設定します。ピン使用の最適化を支援し、またI/Oのコンフリクトを防止します。生成されたANSI-CコードはMCUXpresso SDK環境に落とし込むことが可能です。
  • クロック・ツール: MCUのクロック・ツリーの表示や細かいユーザー設定をGUIベースでインタラクティブに行うことが出来ます。
  • 消費電力解析ツール:ユーザーの使用環境や設定条件における消費電力のモデリングやアセスメントを簡単に行うことができます。

  • MCUXpressoコンフィグ・ツールのリリース予定は2016年11月です。詳細についてはこちらをご覧ください。

    NXPのMCUパワーハウス・ポートフォリオ
    NXPのKinetisとLPCのMCUパワーハウス・ポートフォリオは、汎用市場向けのARM®ベース・ソリューションとしては業界でも最も幅広いラインナップを誇り、そのすべてが高効率のアプリケーション性能と優れた開発環境によってサポートされています。これらのポートフォリオは、共通のコア技術基盤で構築されており、コネクティビティと制御機能の強化、インテリジェントなペリフェラルによる付加機能、多彩なパッケージ・オプションなど市場のさまざまなニーズに対応して最適化された製品を提供します。

    詳細についてはこちらをご覧ください。

    NXPセミコンダクターズについて
    NXPセミコンダクターズは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界35か国強で4万4,000名の従業員が活動しています。2015年の売上高は61億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/ja/(日本語)をご覧ください。

    NXPセミコンダクターズジャパンはNXPセミコンダクターズが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RFおよびスタンダード製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。

    NXP、NXPロゴ、Kinetis、TOWERはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者の商標です。ARMならびにCortexはARM Ltd.またはEU/その他の地域における子会社の商標、または登録商標です。All rights reserved. © 2016 NXP B.V.

    リリース日

    2016年11月2日

    お問い合わせ

    伊藤 利恵
    Tel: 050-3823-7030
    rie.ito@nxp.com