NXP、2016年第4四半期および年度業績を発表<抄訳>

NXP、2016年第4四半期および年度業績を発表<抄訳>

2016年度第4四半期 2016年度
売上高 24億4,000万米ドル 94億9,800万米ドル
GAAPベースの粗利益率 48.7% 42.8%
GAAPベースの営業利益率 7.1% (1.6%)
非GAAPベースの粗利益率 51.1% 50.4%
非GAAPベースの営業利益率
29.3 %
26.6%

NXP Semiconductors N.V.は、2016年12月31日に終了した2016会計年度第4四半期および年度業績を発表しました。

NXP SemiconductorsのRichard Clemmer最高経営責任者(CEO)は以下のように述べています。

「NXPの2016会計年度第4四半期業績は歴史的な季節変動要因を考慮すれば好調で、売上高は24億4,000万米ドルと、前年同期比52パーセント増となりました。直前期比では1パーセント減でしたが、当初の見通しの中間値と一致しています。通年の売上高は95億米ドルと、前年比56パーセント増でした」。

「私たちの第4四半期業績は、年間成長の軌道に再び乗っており、重要なマイルストーンとなりました。第4四半期のハイパフォーマンス・ミックスドシグナル(HPMS)分野の売上高は20億6,000万米ドルと、前年同期比58パーセント増、直前期比2パーセント減となりました。スタンダード・プロダクト分野の売上高は3億2,300万米ドルで、前年同期比19パーセント増、直前期比1パーセント増となりました。通年ベースでは、HPMS分野の売上高は80億9,000万米ドルと前年比71パーセント増、スタンダード・プロダクト分野の売上高は12億2,000万米ドルと前年比2パーセント減でした」。

「統合による影響を調整した数字で、2016会計年度第4四半期の売上高を前年同期の非GAAPベースの売上高と比較すると、HPMS分野の売上高は前年同期比11パーセント増となりました。自動車グループの第4四半期の売上高は、私たちの車載マイクロコントローラと先進アナログ製品に対する旺盛な需要により8億6,300万米ドルと、前年同期比17パーセント増となりました。セキュア・コネクテッド・デバイス・グループの第4四半期の売上高は、季節的要因を除けばすべての主要な製品ラインが極めて堅調で、5億6,900万米ドルと前年同期比10パーセント増でした。デジタル・ネットワーキング・グループが以前経験した逆風を相殺し、すでに強固な基礎を構築したことから、インターフェースおよびRFパワー・グループの売上高が堅調な伸びを示し、セキュア・インターフェースおよびインフラストラクチャ・グループの第4四半期売上高は4億8,300万米ドルと前年比29パーセント増となりました。RFパワー・グループの前年比売上高の伸びは、大きな底を経験した2015年第4四半期と比較した数字であることに注意する必要があります。最後に、セキュアIDソリューション・グループの第4四半期の売上高は全般的な市場需要の低迷と平均販売価格の積極的な圧縮により、1億4,700万米ドルと前年同期比35パーセント減となりました」。

「結論として、最近の売上高実績は、私たちの製品の市場投入とラインナップに関する決定がお客様の長期的な要件に合致しており、フリースケールとNXPの統合が引き続き順調に進捗し、スケジュールよりも前倒しで進展していることを示していると私たちは考えています。私たちはいくつかの地域市場で製品の市場投入計画の微調整を継続していますが、デザイン・ウィン活動は強化され、広く堅調な実績をあげています」。

「最後に、2016年はNXPにとって重要なハイライトの年となりました。市場範囲と収益性の強化に向けて大幅なコスト相乗効果を目指す一方、拡大した顧客基盤に向けた製品ラインナップの統合とソリューションへの注力を行う機会が与えられたことから、私たちは2016年を迎えるにあたり、非常に成功した強力な企業であるフリースケールとNXPの両社の統合を成功裏に進めるための取り組みを開始しました。昨年6月に私たちは、ディスクリートとロジックのトップ・サプライヤで、間もなくNexperiaとなるスタンダード・プロダクト事業部門の、JAC CapitalとWise Road Capitalへの売却を発表しました。この売却はすべての必要な規制認可をすでに受け、分離手続きが順調に進展しており、2017年第1四半期中に売却が最終的に完了する予定です。私たちはFrans Scheperと全Nexperiaチームに対し、NXPによって制約を受けていた成長に対する投資の機会が広がり、独立企業として成功することを願っています。また、昨年10月に私たちはQualcommによる買収に関して同意し、車載、IoT、セキュリティ、ネットワーキングなどの戦略的な高成長市場の技術リーダー企業を創造していくことを発表しました。合併後の企業は広い市場範囲、多様性を持つ顧客基盤との非常に強固なパートナーシップのほか、業界をリードする企業を創造するためのすべての構成要素を獲得することになります」。

NXP Semiconductorsの最高財務責任者(CFO)のDan Durnは以下のように述べています。

「全NXPチームによる、規律がとれ、重点分野に注力した業務の遂行により、私たちは2016年を通じて非常に堅調な業績をあげることができました。私たちのGAAPベースの営業利益率は第4四半期に7.1パーセントで、通年でマイナス1.6パーセントでした。2016年を通じて、NXPのGAAPベースの営業利益率はフリースケールとの統合に付随する経営統合関連の会計上の支出の影響を受けました。第4四半期の非GAAPベースの営業利益率は29.3パーセントで、2016年第1四半期と比較して6パーセント増、直前期比で1.3パーセント増となりました。私たちは1年を通じて厳しい売上高環境を乗り切り、通年の非GAAPベースの営業利益率は26.6パーセントとなりました。全体として、私たちの非GAAPベースの営業利益率は2015年3月にフリースケールとの統合を発表した際に設定した最初の目標をはるかに超える伸びを示したほか、2016年4月のAnalyst Dayで設定した目標も大きく上回りました」。

「結論として、私たちが過去12か月にわたって実現した進展を大変嬉しく思います。私たちのチームは進展中の統合に関して、インパクトの強い成果を牽引しながら、特定した相乗効果の機会の提供に継続的に注力しており、結果として、私たちのすべてのステークホルダーに対して大きな価値を創出しています」。

2016会計年度第4四半期および年度業績の詳細は こちらをご覧ください(英語)。

NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界35か国強で4万4,000名の従業員が活動しています。2016年の売上高は95億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/jp/(日本語)をご覧ください。

NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RFおよびスタンダード製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。

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リリース日

2017年2月3日

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