NXP、エッジ・プロセッシングに組み込みAI環境を提供

    NXPの機械学習(ML)アプローチ、コストとエンドユーザー・エクスペリエンスの最適バランスを実現するスケーラブルなプロセッシング・ソリューションを可能に

    NXP Semiconductors N.V.は最先端の機能を備えた革新的アプリケーションの構築を実現する、包括的で使いやすい機械学習(ML)環境を発表しました。これにより、お客様は低コストのマイクロコントローラ(MCU)から画期的なi.MX RTクロスオーバー・プロセッサや高性能アプリケーション・プロセッサに至るまでのNXPの広範なデバイス上に、ML機能を容易に実装できるようになります。このML環境はArm® Cortex®コアから高性能GPU/DSP(グラフィック・プロセッシング・ユニット/デジタル・シグナル・プロセッサ)に至るまでの最適な実行エンジンのほか、ニューラル・ネットなどの機械学習モデルをこうしたエンジン上で実装するツールを選択するためのターンキー・イネーブルメントを提供します。

    組み込み人工知能(AI)は急速にエッジ・プロセッシングの必須機能となっており、人間の介入をほぼ、あるいはまったく必要とせず、周囲の環境を「認識する」とともに受け取った入力に基づき判断する能力を、「スマート」デバイスに提供します。NXPのML環境は、視覚、音声、異常検出の分野で急成長中の機械学習のさまざまな用途を可能にします。視覚ベースのMLアプリケーションは、ニューラル・ネットワークが最も普及している多様な機械学習アルゴリズムに対する入力としてカメラを使用します。こうしたアプリケーションは多くの市場セグメントに広がっており、物体認識、識別、人数計数などの機能を実行します。音声作動デバイス(VAD)はウェイクワード検出、自然言語処理、「音声をユーザー・インターフェースとして使用する」アプリケーションなどに関し、エッジでの機械学習に対するニーズをけん引しています。機械学習ベースの異常検出(振動/音声パターンに基づく)は、差し迫っている故障の認識やダウンタイムの大幅な削減により、インダストリー4.0の技術革新を実現します。NXPはアプリケーションに機械学習を統合するためのアプローチをお客様に提供します。NXPのML環境にはフリー・ソフトウェアが含まれており、これにより、お客様は自身のトレーニング済みTensorFlowまたはCaffeモデルのインポート、最適化した推論エンジンへのモデルの転換、MCUから高度に集積されたi.MX/Layerscapeプロセッサに至るまでのNXPの広範でスケーラブルなプロセッシング・ソリューションでのモデル展開が可能になります。

    NXPのAI技術開発リーダーのMarkus Levyは、次のようにコメントしています。「組み込みアプリケーションでの機械学習に関しては、コストとエンドユーザー・エクスペリエンスの最適バランスの実現が極めて重要になります。例えば、NXPのコスト効率の高いMCUでも十分な性能を備えた推論エンジンを展開できるという事実は、多くの人々にとっていまだに想像の範囲を超えています。こうしたMCUのほかに、私たちはお客様のアプリケーションの多くで高速推論とトレーニングのためにプロセッシング・リソースを提供する高性能クロスオーバー/アプリケーション・プロセッサも用意しています。AIの用途の広がりに合わせ、私たちは機械学習向けの専用アクセラレーション機能を持つ次世代プロセッサにより、成長のけん引を継続していきます」。

    エッジへのAI/ML機能の実現に重要なもう1つの要件は、容易でセキュアな導入と、クラウドから組み込みデバイスへのアップグレードです。EdgeScaleプラットフォームは、IoT/Edgeデバイスのセキュアなプロビジョニングと管理を可能にします。EdgeScaleはクラウドでのAI/ML学習/推論エンジンのコンテナ化と、エッジ・デバイスへのコンテナのセキュアな自動展開により、エンド・ツー・エンドの継続的な開発と経験の提供を可能にします。

    お客様の広範なニーズをサポートするため、NXPは実証済みMLツール、推論エンジン、ソリューション、設計サービスにより収益化までの時間短縮を可能にするテクノロジー・ベンダーとお客様を繋ぐ機械学習パートナー・エコシステムを開発しました。Au-Zone TechnologiesやPilot.AIがエコシステムのメンバーになっています。Au-Zone Technologiesは業界初のエンド・ツー・エンド組み込みMLツールキット/RunTime推論エンジンであるDeepViewを提供しています。DeepViewにより、開発者はArm Cortex-A、Cortex-Mコア、GPUなどのヘテロジニアスな構成を含むNXPの全SoCポートフォリオ上でのCNN(畳み込みニューラル・ネットワーク)の展開とプロファイルが可能になります。Pilot.AIはマイクロコントローラからGPUまでのお客様のさまざまなプラットフォームをカバーする検出、分類、トラッキング、識別などの多様な認知タスクを可能にするフレームワークとともに、ドロップイン・モデル展開を可能にするデータ収集/注釈ツールと事前トレーニング済みモデルを構築しました。

    NXP Semiconductorsについて

    NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界30か国強で3万名を超える従業員が活動しています。2017年の売上高は92.6億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/jp/ (日本語)をご覧ください。

    NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RF製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。

    NXP、NXPロゴはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者の商標です。All rights reserved. © 2018 NXP B.V.

    リリース日

    2018年6月15日

    お問い合わせ

    増田 清美
    Tel: 050-3823-7031
    kiyomi.masuda@nxp.com