NXP、世界初のスケーラブルな シングルチップ・セキュアV2Xプラットフォームを発表

    • 新DSRC/802.11pソリューション、曲がり角の周辺を「可視化」し、安全でセキュアな自動運転体験を提供
    • 業界をリードするNXPの技術により、業界初の完全5.9GHzセキュアV2Xソリューションを提供。すでに搭載車両製造が開始

    車載半導体ソリューションで世界をリードするNXP Semiconductors N.V.は、次世代のRoadLINK™ソリューションにより、セキュアなV2X(車車間/路車間)通信におけるリーダーシップをさらに拡大しました。新しいNXP SAF5400は、世界初の車載規格準拠高性能シングルチップDSRCモデムです。ユニークなスケーラブル・アーキテクチャ、業界をリードする新しいセキュリティ機能、最先端のRFCMOSとソフトウェア・デファインド・ラジオ(SDR)技術は、OEM企業に対して地域をまたぐセキュアなV2Xの導入とフィールドでのアップグレードの可能性を実現するフレキシブルなオプションを提供します。

    V2X技術は車両と他の車両間、インフラ間、交通弱者間の通信を可能にし、ドライバーの安全性を向上するとともに、自動運転体験を円滑に実現します。DSRC/802.11pでのV2Xはリアルタイム通信の待ち時間を最小化するとともに、セルラー・ネットワーク接続が利用できない地域においても1マイルを超える動作範囲を提供します。また、DSRCは安全メッセージや他のデータのリアルタイムでのセキュアな通信を可能にするセキュアな専用安全チャネル動作を提供し、今日のコネクテッド・カーやトラックに求められる一連の自動運転センサの必須の部分を形成します。DSRCベースのV2Xは、環境に優しい未来の運転を先導するトラック隊列走行でも重要な要素となります。

    NXP SAF5400モデムは先進的なトランシーバ技術とともに、フル・ベースバンド、MAC、ファームウェアを完全なワンチップ・スタンドアロン・モデムに統合しています。新モデムはすべてのチャネル条件下で業界をリードする通信範囲を実現する優れたRF性能を提供し、チップ上で1秒あたり2,000強のメッセージを検証する能力を備えた業界初のシングルチップ・モデムです。SAF5400アーキテクチャはNXPのセキュアなV2Xシステム・プラットフォームの一部として提供される、強力なアプリケーション・プロセッサであるi.MXファミリ、セキュリティ、パワー・マネジメント、車内ネットワーキング・ソリューションとの組み合わせを可能にし、完全なスケーラビリティを伴ったソリューションとして提供します。

    最高のセキュリティを実現するため、NXPは電子パスポート、銀行カード、スマートフォンや、現在では自動車などの世界で最もセンシティブなセキュリティ環境の多くで使われている技術をベースとした専用ハードウェア・セキュア・エレメントであるSXF1800を提供しています。サード・パーティのセキュリティ評価や認証によって確認されているように、SXF1800は物理的プロービングと改ざんに対して非常に高い耐性を備えています。NXPのi.MXプロセッサ上のソフトウェア機能により、V2Xのセキュリティ要件への対応も可能で、それにより、お客様はトレードオフ関係にある性能とコストのいずれかを選択できます。

    セキュアなシングルチップV2Xソリューションは、NXPのソフトウェア・デファインド・ラジオ技術により、異なる地域ごとの標準をシングル・ハードウェア・ソリューションでサポートするプラットフォームをお客様に提供しています。こうした統合化は開発、認証、メンテナンスの手間を大幅に低減し、世界的なV2Xの普及に立ちはだかる課題を解消します。アナログRFとデジタル・ベースバンド・プロセッシングをシングルチップに統合した超小型ワンチップは、ハードウェア・フットプリントを低減するNXPのRFCMOS技術を活用しています。

    NXPの上級副社長 兼 オートモーティブ部門最高責任者のゼネラル・マネージャであるKurt Sieversは「NXPは曲がり角の周辺を『可視化』する自動車の能力を強化し、人命を救うために貢献するセキュアなシングルチップV2Xプラットフォームを開発しました」と述べ、さらに「すでに世界的に利用されている、業界をリードしているNXPの既存ソリューションをベースとした次世代NXP RoadLINK™は、OEM企業にとってスケーラブルで世界的な導入が容易な高性能プラットフォームを提供します」と語りました。

    NXP V2Xシステム・プラットフォームは5.9GHzと760MHz帯で動作し、すべての主要ベンダーが提供するグローバルなソフトウェア・プロトコルと互換で、真にグローバルなV2Xソリューションを可能にします。このプラットフォームは米運輸省(US DOT)の提案規則作成公示の現行ガイドラインや、欧州、日本、韓国で新たに作成されている標準の要件を十分に満たしています。

    SAF5400モデム

    NXPのSAF5400シングルチップ・モデムはRoadLINK™と呼ばれるセキュアV2Xシステム・プラットフォームのコアを形成します。RoadLINKは今日までに100万日を超える試験を完了しており、今日の量産製品の中で唯一の実証済み5.9GHz V2Xシステム・ソリューションであることから、世界的にセキュアなV2Xソリューションとして選択されています。

    SAF5400の概要

  • 走行車両に採用され、多くの路側ユニット(RSU)/スマートシティ試験プロジェクトで使用されている実証済みの第1世代NXPセキュアV2Xソリューションをベース
  • SAF5400はi.MX製品ファミリとの組み合わせにより、同じV2X ICの使用で、「ローエンド」から「ハイエンド」車載機(OBU)までスケーリングなシステム・プラットフォームが可能なユニークなスケーラブル・アーキテクチャを使用
  • SXF1800 V2Xセキュア・エレメントは今日のコネクテッド・カーとトラックに要求される非常に高レベルのセキュリティを提供するため、システムへの追加が可能
  • ソフトウェア・スタックに依存しないNXPの第1世代RoadLINKチップセットとの下位互換
  • 米国、欧州、日本、韓国ですべてのグローバルなV2X標準をサポート
  • デュアル・アンテナ・ダイバーシティをサポート、市場で最高の統合度と最小のシステム・コストを実現するV2Xソリューションを提供
  • すべてのチャネル条件下で低システム消費電力と優れたRF特性を可能に
  • 最適化したスケーラビリティと組み込みアンテナ・コンペンセータはNXPのセーフ・ローンチ・アプローチと高い品質標準の活用をサポート
  • 自動車生産で採用されているソリューションを使用し、100万日強のV2X実地試験を完了済み
  • NXPのセキュアなV2Xソリューションは車載グレードで、業界をリードする通信範囲とRF特性を提供するとともに、すべての実証済み自動車開発プロセスを順守
  • SAF5400の供給

    主要なお客様向けのサンプル供給を2017年12月に開始する予定です。

    NXP Semiconductorsについて

    NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界33か国強で3万1,000名の従業員が活動しています。2016年の売上高は95億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/jp/ (日本語)をご覧ください。

    NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RF製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。

    NXP、NXPロゴ、RoadLINKはNXP B.Vの商標です。他の製品名、サービス名は、それぞれの所有者の商標です。All rights reserved. © 2017 NXP B.V.

    リリース日

    2017年9月13日

    お問い合わせ

    増田 清美
    Tel: 050-3823-7031
    kiyomi.masuda@nxp.com